治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.54】1週間で改善しその後も良好な患者様

患者様

70代 男性

2023年2月治療 治療から約5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L2/3,3/4,4/5,5/sの椎間板)に椎間板ヘルニアが認められます。

治療前の経過について

15年前   整形外科受診し、脊柱管狭窄症と診断を受ける。

10年前   脊柱管狭窄症のオペを施行したが改善は乏しかった。

その後脳梗塞による右麻痺や坐骨神経痛の症状が出る。

治療希望で当院を受診し治療の運びとなる。

治療について

治療は椎間板のL2/3、3/4、4/5、5/sの計4椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前10779
治療から1週間後0000
治療から1か月後0000
治療から3か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、症状がまったく無くなった。

1か月経過時、治療前はほとんど運動をしていなかったが、今は杖を使いながらだが歩くようにしている。

3か月経過時、痛みがまったく出ないのでとてもうれしい。

今回の患者様は、治療後すぐに改善しその後症状のぶり返しもない状態です。

セルゲル法は基本的には治療効果が出るまで時間が掛かる治療となります。

約1年治療をしていますが、今回は珍しいケースだと思います。

今後も痛みが無い生活を送れることを祈っております。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹